こんにちは🌞
厳しかった冬将軍がようやく去り、ポカポカとした春の陽気が感じられるようになりましたね🌷
春の季語に「水温む(みずぬるむ)」という言葉がありますが、水道から流れてくる水の感触からも、厳しい冷たさがひと段落したことを感じる今日この頃。
春はもすぐそこですね🌸
「春眠暁を覚えず」という言葉を耳にしたことがある方も多いのでは?👂
これは、「春は心地よく眠ってしまい、夜が明けたのも気づかない」と訳され、春は暖かくよく眠れるというイメージにつながります💤
しかし、春は冬の体から夏の体に切り替わる時期で、体には大きな負担がかかっており、「夜にちゃんと眠れず昼間に眠たい」とか「たくさん寝ても疲れが取れない」といった方も少なくありません💦
そこで今回は、春の睡眠不良の原因と対処法をご紹介致します🙇♀️
①寒暖差による自律神経の不調
自律神経のバランスが乱れると、夜は眠れず昼間に眠くなったり、だるくなったりします。
②「メラトニン」量の低下
暗くなると分泌される「メラトニン」は、早く明るくなる春は分泌時間が短くなるため、ゆっくり眠れず睡眠不足になりがちです。
③新年度の環境の変化
新しい環境や人間環境などで緊張が続き、リラックスできないと眠りにくくなります。
④花粉や黄砂、PM2.5などの飛散
アレルギー物質やホコリ、ダニなどが発生します。
これらに悩まされて睡眠の質が割ることもあります。
①早起きと散歩
朝の光を浴びることで、睡眠ホルモンのメラトニンの原料となるセロトニンを分泌し、体内時計をリセットします。
また、軽く体を動かすことで全身の血行や新陳代謝を促し、自律神経を調整します。
②朝食を摂る
自律神経の乱れを防ぐには日中の体温を上げておく必要があります。
朝食でエネルギーを補給することで、体温を上げることができます。
③服装で調節する
寒暖差の激しい時期なので、脱ぎ着の容易な服装で気温に対処します。
④夜はちゃんと入浴する
シャワーだけで済まさず、湯船に浸かって体を温めましょう。
緊張をほぐし、自律神経の調子を整えるには40℃程度のお湯につかるのが効果的です。
⑤睡眠環境を整える
寝室の温度は15〜20℃くらいが眠りやすい温度です。
寝返りの打ちやすい寝具を使いましょう。
⇩詳しくはこちら
今月のおすすめ漢方食材
海の宝石と言われる「桜えび」🦐
海中では透明ですが、水揚げされると綺麗な桜色になることから「桜えび」と名付けられたそうです!
※諸説あり
体長4cmほどの小さなえびですが、旨みと栄養がギュッと詰まっている、とっても美味しいえびです✨
主な栄養成分は、たんぱく質、ビタミン類をはじめ、ミネラル類も豊富に含んでいます。
小魚などに含まれている、DHAも多く含みます🐟
特筆すべきはカルシウムの多さ🦴なんと牛乳の6倍のカルシウムが含まれています!
桜えびに豊富に含まれているカルシウムはビタミンDと一緒に摂ると吸収力が高まります。
ビタミンDは魚類・きのこに多く含まれているので一緒に料理して食べるのもオススメです🍄
さらに干した桜えびを細かくきざみ、いろいろな料理にふりかけて食べることにより手軽に栄養素を摂取でき、香りも楽しめますよ🙆♀️
自然の恵に感謝して、美味しくいただきたいものですね!
今月の雑学
「桃始笑」は5日間という短い季節ですが、字を見るだけで春の訪れを感じられる、温かく優しい印象の季節です🌿
読んで字のごとく、桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめる頃。
2024年は3月10日〜14日となります◎
昔は花が咲くことを「笑う」といっていたそう!
この名前を考えた昔の人々も、花が咲くと嬉しくて笑っていたのかな…と想像すると、なんだか微笑ましいですね☺️
梅、蝋梅、椿、桜・・・
街を歩いていると、ところどころに植えられた花が春の訪れを教えてくれます🌸
環境の変化に疲れてしまうこの時期ですが、歩みを止めてゆっくりと見上げてみるのもいいですね😊
日に日に寒さも和らいできましたが、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。
どうぞ、お体にはお気をつけくださいね🙇♀️
🖋 事務局 中垣 真紀